イチロー好捕「驚くべき」
監督絶賛、観客総立ち
2014年04月15日 11時23分 米大リーグは13日各地で行われ、ヤンキースのイチローは四回に代走から途中出場して1打数無安打だったが、好守でチームの勝利に貢献した。イチローの美技が、勝利をグッとたぐり寄せた。
1点差で迎えた八回一アウト走者なしで、相手主砲オルティスの大飛球が右中間を襲った。試合途中で右翼に入ったヤンキースの背番号31が懸命に背走し、目いっぱいジャンプ――。フェンスに激突してもつかんだボールは離さなかった。「どっちみち捕れなくてもダブル(二塁打)。行きやすい場面ではあった」と涼しい顔で振り返ったが、抜けていれば試合展開が変わった可能性もあるだけに、ジラルディ監督は「驚くべきキャッチだった」と絶賛した。
この日、一塁で出場した本職捕手のセルベリが四回の走塁で足を負傷し、急きょ代走から出場した。「何かアクシデントがない限り出ないと思っていた。そのアクシデントがあったわけだけど」。有事に備えて三回までに準備を終えていたから、急な出番にも対応出来た。
好守を披露した直後、球場には総立ちのファンの大歓声がこだまし、「イチロー」コールも沸き起こった。「ちょっとジーンとね。僕の気持ちもさすがに動くというか……。そういう気持ちになった」。今はレギュラーではない。ただ、たとえどんな立場でも決して準備は怠らない。40歳の不断の努力が報われた夜だった。(ニューヨーク 西村海)
2014年04月15日 11時23分 先発の立場を獲得してもらいたい。