【MLB】エンゼルスGM 手術後の大谷は「本人が予想していたほど日本で過ごせる時間はない」
エンゼルスのビリー・エプラーGMが1日(日本時間2日)、本拠地で会見を開き、二刀流の大谷翔平投手(24)に抱いた思いやマイク・ソーシア監督の退任に伴う新監督の人選、オフの補強方針などを語った。
―大谷が右肘を手術した。全治や来季のキャンプの予定は。
「今、判断するのは難しい。靭帯再建などの大手術を受けた場合、回復の過程や段階を見ないことには、どのぐらいの期間を要するかは分からない。今日は回復期間についての話はせず、手術の説明を受けた。術後はかなり検診を受けることになり、本人が予想していたほど日本で過ごせる時間はないかもしれない」
―これからまずやることは?
「トミー・ジョン手術を受けた後、まずやることは、可動域の訓練だ。毎日やることになる。屈伸し、その角度を計測する。しばらくは可動域に集中する。それがまずやることだ」
―ベストなシナリオは。
「ベストシナリオは完全回復し、マウンドと打席の両方で今季やれたことをシーズンを通してやれること。それが最善のケースだ」
―今季は投手陣に故障が多かったが、これからどう防止していくか。
「厳しい状況だった。試合前夜に翌日先発登板する投手がまだ見つからないこともあった。マイナーリーグから何度も選手を呼び出しては飛行機に乗せていた。来季は先発投手を5~6人は備え、そのうち4人が26~27試合以上、5人目は21~23試合、6人目に残り試合の先発登板を任せられれば、休養を与えながらローテーションを回せる。その役割を務める投手を探すのがフロントの仕事だ。チーム内にも投手はいるが、トレードやFA市場にも頼れる投手を求めることになる」
―今季の大谷の印象について。
「素晴らしかった。マウンドと打席に立つ姿を見たが、メジャーで見たことがない光景だった。オークランドでの初打席から初登板、ホーム開幕戦まで、特別なことを目にすることができた。これからもずっと忘れないだろう」
―大谷の1年目で何が一番印象に残っているか。
「いかに試合の準備をしているかということ。投手としてであれ、打者としてであれ、集中力が高く、やる気満々だ。勝者のメンタリティーを持っている。やりたいことが分かっており、どうやっていくかも分かっている。感動したよ。グラウンドに出れば、マウンドでも、打席でも、出塁後も相手を圧倒していた。それを目の当たりにできたのは有意義なことだった。彼のプレーを見るのは楽しかった」
―次期監督はチーム内部にもいるか。
「候補者についてはコメントしない。候補者は複数おり、外部候補者の方が数は多い。内部の候補者数人とも話をする予定だ。次期監督に求めることは、選手と通じ合えること。確率をベースに思考できること。成長と進化を望む人。個人ではなく、全体を重んじるチーム作りができる人。次期監督はこういった基準で探している」
―いつまでに決めるという期限はある?
「ない。期限を設けると選択肢が少なくなる。納得いくまで探す」
―次期監督のメジャー監督歴はどれほど重要か?
「メジャーでの監督経験が豊富かどうかは、あまり重要ではない。経験が豊富でも成功しない監督もいれば、経験がなくても成功している監督もいる」
―オフの補強は先発投手か、それとも救援か。
「投手の補強は先発と救援の両方で必要だ。市場に出ている選手の代理人とは活発に話をしていく。先発投手6人体制で開幕を迎えられれば最高だが、それができたチームは数少ない。予期せぬ事態には備えないといけない。今季ほど継ぎはぎせずにやりたいが、そのおかげで発掘できた投手もいる。そういった投手は今後もキープし、いい役割を与えたい」
―大谷が投げない来季も先発6人制を希望するか。
「可能なら、やってみたいと思っている。今現在は昨季のこの時期と比べ、チームの契約下にいる投手の数が少ない。昨季のこの時期は契約下の投手がかなりいた。確か9人だったと思うが、今はそれほどいない。その穴を埋めていくのは大変だが、柔軟に対応していく」
―来季、左ひざを手術したプホルスと大谷が指名打者でかぶる。
「年が明ける前にまず、選手の体がどういう状態かを確認する。どこまで回復し、どういうことができるかを見てから、プランを立てる」
―今季、大谷が打者専念してからプホルスとの起用法をどう思うか。
「相手投手との相性や前日、前週の運動量を考慮して起用し、両選手にかなりの打席数を与えることができた。うまく対応できたと思う」