ソウルからヨボセヨ 「パガジ」にご注意を
2012.2.18 03:12 [外信コラム]
韓国でこのところ外国人観光客を相手にしたタクシーや屋台での“ぼったくり”がまた話題になっている。ふっかけ、ぼったくりを韓国語で「パガジ」というが、有力メディアが「まだパガジをやっているのか…」とキャンペーン的に伝え、大いに嘆いている。
被害者はやはり圧倒的に日本人。タクシーの場合、とくに「コールバン(韓国語ではコルベン)」と称する大型荷物が乗せられるバンが悪質で、ホテルや空港、市場あたりで網を張っていて何倍もぼったくる。たとえば“夜市”で人気の東大門あたりから基本料金の距離のホテルまで2万円以上などと吹っかける。
中心街の屋台も結構、ぼる。メディアが紹介している中国人の被害が興味深い。数倍も高い値段を要求された中国人客が抗議したところ「日本人は何も言わないのに中国人はなぜ文句をいうのか!」と逆襲され「だから中国人はダメなんだ」みたいなことまで言われたとか。
日本人はカモというわけだが、これでは中国人は怒る。急増中の中国人の客足に影響が出るかもしれない。韓国の“パガジ”はオリンピックやサッカーW杯などがあると挙国的なマナー改善キャンペーンで一時、姿を消す。在韓外国人たちは、大規模国際スポーツ大会が毎年あればいいのにと皮肉っている。
(黒田勝弘)