ロケットきょう打ち上げ 内之浦から
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から観測ロケット「S―520―28号機」を打ち上げる。ロケットが16日、報道陣に公開された。
ロケットは1段式で、全長8・7メートル、最大直径52センチ、重さ2・3トン。先端部に実験装置と観測機器を搭載しており、ロケットの弾道飛行で得られる数分間の微小重力環境を利用して、二つの実験を行う。
炭酸イオンとカルシウムイオンを含む溶液を混ぜ、炭酸カルシウムの結晶核が形成される速度と溶液の濃度の関係を計測する。空気中の二酸化炭素を削 減するため、二酸化炭素を地中に炭酸カルシウムの結晶にして効率よく固定、貯蓄することを目的とした日米の共同研究に役立てるもの。また、宇宙空間で地球 のような天体ができる様子を解明するため、真空容器内に鉄などの蒸気を噴出し、固体微粒子(ダスト)が形成される過程も観察する。
いずれの実験も、得られたデータを地上で受信し、解析する。実験にはJAXAのほか、東北大、東海大も参加している。
打ち上げは17日午後4時頃の予定。天候不良の場合は延期する。
(2012年12月17日 読売新聞)
準備作業の様子(12月17日更新)

頭胴部タイマテスト

ロケットランチャ載せ

ロケットランチャ発射点移動(電波テスト時)

電波テストでの角度付け