韓国・ソウル市内の高校に凶器を持った男が侵入し、これに男子生徒が立ち向かい格闘となる事件が起こったが、実は生徒が仕組んだ自作自演劇だったことがわかり、衝撃を呼んでいる。複数の韓国メディアが報じた。
事件が起こったのは今月18日。ソウル市銅雀区(トンジャクク)のある高校に黒い服を着た男が侵入し、凶器を振り回して暴れた。これに立ち向かったのが、 同高2年に在学するA君(17)で、男と格闘となった。驚いた他の生徒たちが警察に通報し、出動した銅雀署員によって男はただちに取り押さえられた。
ここまでの話だけなら、凶器を持った暴漢に勇敢に立ち向かったA君の美談となるところだったが、男の供述によって、事態は一変した。
警察の取り調べに怖じ気づいたのか、男は突然泣き出し、インターネットで知り合ったA君から5万ウォン(約4900円)の報酬を受け取り、学校に侵入して 暴れ回った後、A君と乱闘劇を繰り広げる約束があったと供述。凶器もA君から渡されたことを白状した。男は無職だった。
警察関係者によると、「普段、友達から弱い存在に見られていた自分の姿を嫌っていたA君が、友達の前で凶器を持った暴漢と闘えば、友達から強い人間に見てもらえると思ったようだ」とA君による自作自演劇だったことを明かした。
銅雀署は、学校に無断に侵入した建造物侵入容疑で男を不拘束立件する一方、A君については「犯罪と見るのは難しい。処罰はしないだろう」と明らかにした。

報道に接した韓国のネットユーザーたちは「この男子生徒、こんなことをしたら恥ずかしくてもう学校に行けないだろう」「こんな自作自演劇を考える高校生も問題だが、30歳を過ぎてこんなことをやる男の方も、何を考えているのか」などあきれている。