MMTは無制限の貨幣発行を主張する。貨幣を市場交換から生じた媒介物ではなく国家財政会計のための計算手段であり租税支払い手段と前提にする。したがって貨幣の信頼性が保障されれば政府支出に限界がなく、政府が貨幣を発行できるため財政赤字が続いても破産しないと仮定するものだ。均衡財政を金科玉条のように考える経済学の主流とは距離が遠い。
緊縮財政に苦しむ各国と急進左派陣営が経済学の異端とされたMMTと関連した論争に火を付けたが火種は消えていくようだった。だがMMTが意外な友軍と会った。新型コロナウイルスだ。全世界に広がった伝染病の衝撃が実体経済にまで及ぶと、中央銀行の「ヘリコプターマネー」が再登場してだ。
貨幣の信頼性、Wonにあるの?^^