韓国輸出崖っぷち…4月は月初来18%減、10年前に逆戻り
4/14(火) 9:20配信
(写真:朝鮮日報日本語版) 韓国関税庁によると、韓国経済を支えてきた輸出が4月1-10日に前年同期比18.6%減の122億ドルにとどまったこと分かった。1年余りにわたり輸出が減少してきた「メード・イン・コリア」製品はコロナウイルスの拡大で崖っぷちに立っている。
4月はこのまま推移すれば、輸出が400億ドルを下回る可能性が高い。4月の輸出額が400億ドルを下回れば、金融危機直後の2010年以降で初となる。18年に毎月500億ドルを上回っていた韓国の輸出は、同年12月から減少局面に入り、昨年は月400億ドル台にとどまった。今年はコロナショックで10年前の水準である「月300億ドル時代」に逆戻りする見通しだ。
■3月は「駆け込み輸出」で善戦したが
欧米、南米、ロシア、アジアなど主要国の経済が先月からまひし始め、全世界は前例のない需要減少に直面している。このため、韓国の主な輸出品目は全世界の市場で軒並みマイナスとなっている。特に韓国の輸出の20%を占め、苦境の中でも輸出全体を支えてきた半導体までもが不振に陥る兆しを見せている。半導体の輸出は前年同期比で1.5%減少した。韓国貿易協会のムン・ビョンギ首席研究員は「在宅勤務の広がりでホームオフィス、データセンター構築用の半導体需要が伸び、減少幅は小さかったが、モバイル機器などの半導体需要が大きく落ち込んでいる」と分析した。問題は今が始まりにすぎないことだ。一時的な需要が過ぎ去れば、値下がり、販売減少は避けられない。
輸出の12%を占める自動車関連は、乗用車が7.1%減、自動車部品が31.8%減とさらに打撃が大きい。需要減で現代・起亜自動車は最近、一部の輸出向け生産ライン(現代自蔚山第5工場第2生産ライン、起亜自所下里第1、2工場、光州第2工場)の稼働をストップしている。これにより、タイヤなどの部品メーカーも相次いで操業を中断している。現代・起亜自の海外工場に対する納品割合が高い部品輸出も大きく落ち込んだ。現代・起亜自が中国を除く全ての海外工場の稼働をストップしているためだ。産業研究員のイ・ハング上席研究委員は「3月には全世界の経済活動が止まる前にダンピング式の駆け込み輸出でそれなりに善戦(0.2%減)したが、全世界が止まった4月にはこれ以上輸出するものもない」と述べた
石油製品の輸出は原油急落と需要減少で前年同期に比べ半減(47.7%減)。全世界でサムスン電子などの携帯電話ショップが閉店したことで、無線通信機器の輸出も23.1%減少した。国別輸出を見ても、中国(10.2%減)、米国(3.4%減)、EU(20.1%減)、ベトナム(25.1%減)、日本(7.0%減)など主要国向けが全て落ち込んだ。
■余波は7-9月まで
専門家は4月の輸出は事実上あきらめざるを得ないとする悲観論を口にする。全世界で新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が収束する兆しを見せずにいる上、大多数の工場・企業が政府の方針などに従い、今月末まで稼働や営業を中断する予定であるためだ。米ゼネラル・モーターズ(GM)がブラジル工場の操業中断を6月中旬まで延長するなど、一部企業はコロナ事態の長期化を既成事実ととらえている。専門家はコロナウイルスが5-6月に下火となっても、輸出がV字回復を示す可能性は低いとみている。景気低迷で米国などで失業した多くの人々の所得に急に回復することは難しく、コロナ以前の経済活力をすぐに取り戻すことはできないとみられるからだ。
2018年に韓国の国内総生産(GDP)の44%、昨年には33%を輸出に依存してきた韓国経済も大打撃が避けられない。現代経済研究院のチュ・ウォン研究室長は「09年の金融危機当時も巨大なショックから回復するのにかなりの時間がかかった。輸出は4-6月だけでなく、7-9月にも余波が続く可能性が高く、韓国経済も前例のない低成長が避けられない」と指摘した。
コロナが終わっても厳しい現実が待っている。