きょう「首都の審判」 首相強気「戦う」
敗北でも辞任せぬ意向
7月12日7時56分配信 産経新聞
麻生太郎首相は11日夕、主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)出席のためのイタリア訪問を終えて日航特別機で羽田空港に到着した。この後、首相は首相公邸で河村建夫官房長官や親しい議員とそれぞれ会談した。この中で、首相は12日投開票の東京都議選に敗北しても辞任せず、今国会で重要法案の成立に全力を挙げる決意を表¥明した。
首相は河村氏との会談では、都議選の影響について、「都議選と国政は直接関係ない」と強調した。河村氏が重要法案の審議状況を説明したのに対しては、「終盤国会をしっかりがんばってくれ」と指示した。
その後の自民党の武田良太衆院議員との会談でも、首相は「自分は責任を全うする。自民党全体を背負って戦う」と述べ、辞任せずに自らの指揮で衆院選を戦う意向を示した。都議選敗北の場合に予¥想される自民党内の総裁選前倒しの動きに対しては、「自民党が国民から姑息な政党だと思われてはならない」と述べ、選挙目当ての総裁交代は国民の理解を得られないとして、「麻生降ろし」の動きを強く批判した。
ただ、都議選後の13日には民主党が内閣不信任決議案を提出する見通し。さらに、自民党内で総裁選前倒しのための両院議員総会開催を求める声が一層強まることは確実だ。このため、首相は強気の姿勢とは裏腹に13日にも重大な決断を迫られる可能¥性がある。
一方、「ポスト麻生」の有力候補として取りざたされる舛添要一厚生労働相は11日、大阪市内で記者団に対し、総裁選出馬について、「まだそういうことは一切考えていない」としながらも、「都議選を一生懸命やるしかないので、その結果次第だろう」と述べ、立候補に含みを残した。