豪首相、米コメディアンとやり合う
米州知事もケンカに乗り出す
アメリカのコメディアン、ロビン・ウィリアムズ(Robin Williams。オーストラリアのABC系科学ジャーナリストはRobyn Williams)は、アニメ「ハッピー・フィート2」の吹き込みのため、しばらくオーストラリアに滞在していたが、帰国後、オーストラリアでも深夜に放送されるデビッド・レターマンのトーク・ショーで、オーストラリア人を「イギリスのレッドネック」と評した。
それを聞きつけたケビン・ラッド連邦首相が、エディー・マガイアのトリプルMラジオ放送番組で、「よその国の国民をレッドネック呼ばわりしたいなら、アラバマに行ってしばらく過ごしてみればいい」とやった。
4月1日、オーストラリアのラジオ・パーソナリティ、ハミッシュとアンディの電話インタビューを受けたウィリアムズが、ラッド首相の買い言葉を笑い飛ばし、「ようこそ。それでこそK-Ruddだ。飛行機の食事はどうだった。グダイ」とからかった。ハミッシュとアンディが、「イギリスのレッドネックと言われて腹を立てているのは首相だけだろう」と言うと、ウィリアムズは、「ラッドさん。謝る。あれは言葉の上だけだった。もう言わない。今度からイギリスのグッド・オールド・ボーイ(気のいい南部人という意味で、いわばレッドネックを肯定的に言い替えた言葉)と言うことにする。レッドネックが気に入らなかったのならお許しを。どうか、今度オーストラリアに行った時には体の穴のチェックなどしないでお国に入れてくださいな。ラッドさんが今度アメリカに来られた時にはニューヨークのストリップ・クラブにお連れします」と続け、なかなかの消息通であることを見せつけた。
一方、ラッド発言が、ボブ・ライリー・アラバマ州知事の耳にも届き、ライリー知事が声明を出し、「ラッド首相がアラバマ州を訪れたことがあるかどうか知らないが、もし来たことがあるなら、アラバマ州民がまっとうで、働き者で、創造性のある人々であることを知っているはずだ。お国の企業オーストラル社がアラバマ州で多額の投資をして、1,000人以上を雇用し、世界最大のアルミニウム船造船所を経営しているほどなのだから」と述べている。(AAP)