現代建築で美しく復元された韓屋 ↓



朝鮮時代後期の庶民の家
しかし現実は・・・ ↓


日韓併合時に韓国に赴任した日本人技術者が見た韓屋の様子。
朝鮮の家屋(94~96ページ)
●朝鮮に行ってみると今でも穴居と言ってよい有様である。
●朝鮮の家は一口に云えば地上に作った窖(あなぐら)又は土倉のようなもので、これを蘆(あし)や茅で葺いて居る有様は、他から見れば、土畚(つちもっこ)をかぶせたのか又は卑くい灰小屋の四方壁に窓をつけた位にしか見えない。
●城市のうちには随分大構えの家も無いことは無いが、官署の楼門などの外、滅多に二階建の家を見る事はない。平壌や義州には七分方も瓦葺の家があり、時には二階建の家も見えるが、外にはソウルでも大抵草葺きで、只一つ江原道の金城郡の家は悉く平たい石で葺いて居る。
これは二三分位に容易く剥げる石が同地の山から沢山出るからである。
●こういう訳で朝鮮の家を作るのは至って造作も無いことであるから、農家など一般に大工左官の職人を頼むことは無く、大抵は隣近所寄り合いで建ててしまうので、低くて汚くて、只僅かに雨や雪を凌ぐに足る位のものである。
●その四方を土や石瓦で塞ぎ、且つ屋根も低い有様は、全く防寒的、朝鮮人は家というものは只寒さを防げばよいという位に思うて居るらしい。
不潔とか不自由とかいう考えは更に無いものと見える。
●中等以上の家では床の上に油紙を貼って居るが、下等社会の住居は土床の上に蘆や葦で作った蓆を敷き、その上に寝たり起きたりして居るので、各室一つ二つの小窓と出入口があるばかりであるから、暗くはあるし、狭くはあるし、真に穴居より一歩を進めたに過ぎない有様である。
●下等社会の家は荒壁のままで、且つ天井というものも無く、蜘蛛の巣だらけ、蠅だらけ、不潔だらけ、貧乏と称える南京虫は沢山居る。その外にも虫など這い回る。そうして勝手次第に所構わず唾や痰などを吐く。なんと酷いでは無いか。
●それは夏になると風通しの悪い上に、かまどの熱気もあり、決して内に居ることは出来ない位で、朝鮮の家から防寒の一時を除いたら実にゼロである。