
田中聡前沖縄防衛局長の女性と沖縄を侮蔑した発言に続き、米軍基地の整
理・縮小のうねりの源流となった米兵暴行事件に関する認識不足を露呈した一
川保夫防衛相。2日、仲井真弘多知事との面談で謝罪した言葉は、沖縄の基地
問題に正面から向き合おうとするものではなかった。県庁前での抗議集会では
「何度来ても無駄な行為」と怒号が響いた。
予定時間より早く県庁に着いた一川防衛相は唇を固く結び、こわばった表情で
静かに知事応接室に入った。
ソファに浅く座り、入り口を見つめて仲井真知事を待つ間の長い沈黙。窓の外
からは抗議の声が漏れ聞こえた。
仲井真知事が姿を見せると、立ち上がって深く頭を下げた。知事に「おかけく
ださい」と促され、心もとなく腰掛けた。
防衛相は言葉を選びながら「県民の皆さんの心を大変傷つけた。心からおわ
びしたい」。両手はそわそわとひざをさすった。
仲井真知事は「極めて、極めて遺憾」「県民の尊厳を傷つけ、怒りを覚える」と
淡々と語った。「きょうはこのぐらいで」と会談を切り上げたのはわずか8分後だ
った。
一川防衛相は県議会へ。
「6歳の少女が強姦(ごうかん)、殺害された。1週間後には9歳の子どもが家
族と一緒にいるところを連れ去られ、強姦された」。県議会の高嶺善伸議長は、
ここまで話すと涙で声を詰まらせた。
米民政府統治下の1955年に起きた「由美子ちゃん事件」をはじめ、特に女性
の人権が踏みにじられてきた沖縄の戦後史。小さな孫が9人いる議長は、悔しさ
で感情を抑えられなかった。
「帰れ」250人怒りの拳
沖縄平和運動センターなど市民団体は2日、県庁前の県民広場で緊急の抗議
集会を開いた。約250人(主催者発表)が「一川防衛相は帰れ」「田中発言許さ
ん」とシュプレヒコールを繰り返した。
抗議集会では「仲井真知事、県民が付いているぞ」と知事へのエールも。
赤塚威さん(37)=宜野湾市=は一連の発言に憤りを感じ、「6歳の娘にも沖
縄の状況を知ってもらいたい」と、娘と妻と参加した。「大臣がのこのこやってき
て、謝って、終わらせられる問題ではない」と語気を強めた。
坂尾美知子さん(60)=那覇市=は評価書の提出を断念するよう拳を上げ、
「沖縄の人の理解を得たいというが、県民に理解を求めるよりもアメリカに訴え
るべきだ」と訴えた。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/20111203_26848/
防衛大臣はやめざるをえないだろうが
それだけではすみそうもない
沖縄タイムズは混乱をあおってますな