韓国、国内金融機関の債務返済めぐる懸念を否定
2月19日16時6分配信 ロイター
[ソ¥ウル 19日 ロイター] 韓国は19日、国内金融機関の債務返済に対する懸念について、債務水準は同国の2000億ドル以上の外貨準備と比較して小規模と指摘、返済が困難になるとの懸念に否定的な見解を示した。
韓国銀行(中央銀行)の李成太総裁は、日本から韓国への融資は小規模で、大半は投資でなく企業の運転資金であるとし、日本の金融機関が年度末を前に資金を引き揚げる可能¥性について否定的な見解を示した。
市場では、韓国の金融機関が来月にも債務返済が困難になるとの懸念が高まっている。
韓国銀行は声明で「年内に満期となる245億ドルの対外債務は、外貨準備と他の状況を踏まえると大規模ではない」とした。
全体のうち、国内金融機関の債務約104億ドルが2─3月に満期を迎える。中銀は、年初からドル資金供給の状況が世界的に改善したことから、満期となる債務は大半がロールオーバーされるとしている。
満期となる短期債務のロールオーバー率は10─12月に40%を下回ったが、1月に86%に回復し、2月には100%以上に達した。
さらに、企画財政省は、2008年第4・四半期の対外債務は約400億ドル減少し、対国内総生産(GDP)比43%と他の先進国より低水準だったことを明らかにした。
中銀や企画財政省の発表¥を受け、韓国ウォンは一時堅調となったが、すぐに押し戻された。
DBS銀行(ソ¥ウル)のシニア為替トレーダー、Park Yong-il氏は「韓国銀行のコメントは、債務負担に対する懸念を一部和らげたが、東欧で何が起きるかや世界市場にとっての影響についての懸念が最近高まっている」との見方を示した。
債券先物は、李成太総裁が、国債を中銀が引き受けることについて、不可能¥ではないが、最後の選択肢とみなしていると述べたことを受け、軟調になった。
一方、韓国金融監督委員会はこの日、国内の大手財閥について、債権銀行が4月に財務状況を点検し、業績が悪化している系列会社の再編を進めると発表¥した。経営再建中の造船・建設会社の再建を急ぐ方針を示した。
プライベートエクイティファンドに関する法律を改正し、企業再建ファンドへの投資を促す方針も示した。
最終更新:2月19日16時6分