4年ぶりに中国の北京で開かれた日本と北朝鮮の政府間協議は3日間の協議が終わり、できるだけ早い時期により高いレベルで、拉致問題など双方が関心を有する事項について、幅広く議論することで合意しました。
日本と北朝鮮の政府間協議は、当初、予定されていた2日間で、協議がまとまらなかったことから、31日、3日目の協議が日本時間の午前11時ごろから、北京にある日本大使館で行われ、日本側から外務省の小野北東アジア課長、北朝鮮側からユ・ソンイル外務省日本課長が出席しました。
協議は2時間ほどで終わり、終了後、日本政府の交渉関係者が結果を記者団に説明しました。
それによりますと、日本側と北朝鮮側は、今後の日朝の政府間協議について、できるだけ早い時期に今回の課長級より高いレベルで北京で開催することで一致しました。
関係者は、局長級の協議が想定されるとしています。
そのうえで、協議では双方が関心を有する事項を議題として幅広く議論することで合意しました。
これについて日本側は、この中に拉致問題が含まれるとしています。
また、政府は、今後の協議の中で、終戦前後に今の北朝鮮領内で亡くなった日本人の遺骨の返還などの問題、在日朝鮮人の配偶者とともに北朝鮮へ渡ったいわゆる日本人妻の一時帰国、それによど号ハイジャック事件の実行犯の送還などについても議論したいとしています。
さらに、関係者は「北朝鮮の核・ミサイル問題といった安全保障を巡る問題も当然、議題に含まれる」と話しています。