2015年04月08日11時26分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版] comment13hatena0

昨年末、全羅南道(チョンラナムド)の木浦(モクポ)新港に大型貨物船1隻が到着した。中国の上海港から出発したこの船は、25人乗り中国製バス170台を積んできた。米国や南米に向かうために木浦に少しの間立ち寄ったわけではなかった。全て韓国に輸出するためだった。中国製バス170台全てが木浦新港に降ろされた。2012年まで韓国内に登録された25人乗り外国製バス(49台)の3倍を超える規模だった。
外国製をなかなか見かけなかった国内バス市場に変化が起きている。価格と厳しい認証制度のために海外企業が突破できなかったが最近になって中国産バスが入ってきている。隙間の中型バス市場をまず攻略した後、規模の大きい45人乗り大型バス部門に拡大するという戦略で国内企業の対応が注目されている。
◆中国製バス押し寄せる
韓国市場攻略の先頭に立つ企業は中国5位の商用車メーカー申龍(Sunlong)バス。2013年に韓国に法人を設立して初年度に110台ほどの25人乗りバスを売った。中国人観光客が多い済州道(チェジュド)で営業する旅行会社や個人事業者が攻略対象だった。昨年販売量を400台に増やし3日のソウルモーターショーで35人乗りバスを初披露して今年の販売目標を1000台以上とした。国内の中型バス市場規模が年間6000台前後である点を考慮すれば20%に迫る占有率だ。
中国製なので当然安いと思いやすいが、申龍バスの場合はそうでもない。25人乗りデュエゴEXの価格は6650万ウォンで、国内競争モデルよりも500万ウォン以上高い。折り畳み式の椅子なしで25人が乗れるようにし、広い貨物室を確保したことを強みとして打ち出した。
申龍バスのシン・ヒジュ社長は「ライバル会社の25人乗りバスは貨物室が足りず座席に荷物を積むことが多いが、デュエゴEXは貨物室が広く25人と荷物を全てのせることができる」として「韓国社員と中国本社の社員が商品企画段階から協業して韓国市場に合う車両を開発した結果」と説明した。申龍バスは年内に45人乗りバスも国内に出す計画だ。
申龍バスに続きほかの中国企業も韓国バス市場を狙っている。上海モータースは先月、済州道で開かれた電気自動車エキスポで電気バスを公開して韓国進出を宣言した。中国の大型バス会社である中通客車も国内電車メーカーの宇進(ウジン)産電と共に韓国バス市場の攻略を検討中だ。
◆品質不安、克服できるか
これまでさまざまな海外自動車メーカーが韓国でのバス事業をしようとしたが、全て途中であきらめた。欧州の企業などは車幅2.5メートルを超えてはいけないという国内バス基準を合わせにくいために韓国市場に入ってこられなかった。価格が国内産より倍以上する点も進入障壁となった。中国企業は排気ガス基準を合わせることができず環境部の認証手続きを通過できなかった。
大規模投資をすれば韓国の厳しいバス基準や認証制度をパスできるが、多額の資金を使うには韓国バス市場はあまりに小さかった。2005年前まで年間1万8000台以上だった国内バス販売量は現在1万2000~1万3000台水準に縮んだ。その上、運輸業者や個人事業者は無条件に安い価格のバスだけを望み、バスメーカーの立場としては収益性を合わせにくかった。現代(ヒョンデ)自動車はこうした難点を克服するために市場規模の大きい15人乗りミニバスのソラティ(SOLATI)を来月初めて出す。専門家たちは走行性能と乗車感が重要な一般乗用車とは違い、バス市場は技術障壁が低く中国企業が不利ではないとの分析を出している。カギは品質と整備(AS)部門の安全性だ。ソウル市バス政策課のシン・ジョンウ課長は「まだ輸送会社レベルで中国産の市内バス購入を推進していない」として「中国製のバス導入を検討するには安全性が優先して検証されなければならない」と話した。
http://japanese.joins.com/article/703/198703.html
このバスも韓国でかなり売れたらしい。